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Gainsight Japanese Localization

コネクタジョブをX-Org 2.0経由で移行

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四半期ごとのリリースにて、最新の機能・情報を反映し、画像を含めた情報は更新されます。

 

 

この記事は、管理者がGainsightのX-Org移行ツールを使用して、コネクタジョブの移行プロセスを理解するのに役立ちます。

概要

X-OrgはGainsightの移行ツールであり、ソーステナント (たとえばサンドボックス組織) からターゲットテナント (たとえば本番組織) へデータを移行するのに使用できます。

X-Orgの詳細については、X-Org移行 の記事を参照してください。

ビジネスユースケース: 管理者は、サンドボックス環境と本番環境の間でコネクタジョブなどのアセットをシームレスに移行することができます。これにより、管理者は本番環境に実装する前に、設定の有効性を検証することができます。

前提条件:

  • 移行を成功させるには、ソーステナントおよびターゲットテナントのコネクタが認証されていなければなりません。
  • ソーステナントからターゲットテナントにジョブを移行する前に、接続マッピングが必要です。

制限事項:

  • Jiraプロダクトボード、およびAhaコネクタのジョブの移行はサポートされていません。
  • Salesforceコネクタの通貨と画像の同期ジョブの移行はサポートされていません。
  • ソーステナントに同じコネクタのが数の接続 (たとえば、プライマリ接続とセカンダリ接続) がある場合は、まずソースのプライマリ接続をターゲットテナントの対応するプライマリ接続にマッピングし、それに従って他の接続もマッピングしなければなりません。

注意:接続がGainsightのモジュール (ルールエンジン、データデザイナーなど)内で使用されてリンクされている場合、そのような接続はプライマリ接続と見なされます。

  • HubSpot Connectorでは、1つのタイムライン同期ジョブのみがソーステナントからターゲットテナントに移行できます。

ジョブ移行フロー

以下のフローチャートでは、Gainsight CSにおけるジョブ移行方法の概要が示されています。

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Gainsightのジョブ移行は、以下の条件に基づいて処理されます。

ソース組織とターゲット組織のジョブIDの一致

条件

結果

ジョブIDの一致

ジョブが更新されました


注意:

  • ジョブIDは、Gainsightからジョブに割り当てられる一意のIDです。ジョブIDは、ソーステナントとターゲットテナントがサンドボックスで作成された場合、もしくはテナントのコピーである場合に一致します。
  • サンドボックステナント内のジョブが再作成された場合、新しく作成されたジョブには新しいジョブIDが割り当てられます。

ソース組織とターゲット組織のジョブ名の一致

条件

結果

宛先オブジェクトが異なります

ジョブ名が一致しています

移行が失敗です

宛先オブジェクトが同じです

ソース: OOBジョブ

ターゲット:OOBジョブ

ジョブが更新されました

ソース: OOBジョブ

ターゲット:カスタムジョブ

移行が失敗です

ソース: カスタムジョブ

ターゲット:OOBジョブ

移行が失敗です

ソース: カスタムジョブ

ターゲット:カスタムジョブ

ジョブが更新されました

ソース組織とターゲット組織でジョブIDとジョブ名が異なります

条件

結果

ソース: OOBのジョブではありません

ジョブが作成されました

ソース: OOBジョブ
ターゲット:同じ宛先のOOBジョブ

移行が失敗です

ソース: OBBジョブ
ターゲット:異なる宛先のOOBジョブ

ジョブが作成されました

注意: 移行されたジョブが正しい接続で確実に作成または更新されるようにするには、ソース組織とターゲット組織間のコネクタマッピングが必要です。

コネクタのマッピングと移行の方法については、この記事の 移行をセットアップ セクションを参照してください。

移行のセットアップ

ソース組織からターゲット組織にアセットを移行するためには、次のステップを実行します。

接続リクエストを作成

管理者は、ソースからターゲット組織への接続リクエストを作成しなければなりません。リクエストがターゲット組織に受け入れられた後、管理者はソース組織からターゲット組織にアセットバンドルを移行することができます。

重要:

  • テナント名とIDは、リクエストと共に共有されます。
  • この接続リクエストは3日間有効です。その後、アセットの移行を実行するために新しいリクエストの送信が必要です。

接続を作成するには:

  1. 管理 > 一般 > X-Org > 接続済みテナント]タブの順に移動します
  2. 接続の作成をクリックします。テナント接続リクエストウィンドウが表示されます。
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  3. [ターゲットテナントID]フィールドに、ターゲット組織のテナントIDを入力します。

注意: ターゲット組織のテナントIDは、管理 >一般 >アプリケーション設定で取得することができます。

  1. リクエストの送信をクリックします。接続リクエスト情報を含むメールがターゲット組織の管理者に送信されます

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接続リクエストを受け入れ

ソース組織が接続リクエストを送信した後、ターゲット組織で接続リクエストを受け取ります。要件に応じて、リクエストを承認または拒否することができます。

接続リクエストを受け入れるには、

  1. 管理 > 一般 > X-Org > 接続済みテナント]タブの順に移動します
  2. 接続リクエストの縦3つのドットメニューをクリックし、承認を選択します。接続リクエストの承認 ウィンドウが表示されます。
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  3. 接続有効期限フィールドから、希望の日付を選択します。
  4. 承認をクリックします。

注意: リクエストが承認されると、テナント名がソース組織と共有されます。

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バンドルの作成と移行

バンドルは様々なGainsight機能からのアセットのコレクションです。様々なGainsight機能からの多くのアセットを含むバンドルを作成することができます。

バンドルの作成と移行をするためには:

  1. 管理 > 一般 > X-Org > バンドルタブの順に移動します
  2. バンドルの作成をクリックします。基本情報ステップが表示されます。
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  3. バンドル名フィールドに、バンドルの一意の名前を入力します。
  4. バンドル説明フィールドに、バンドルの簡単な説明を入力します。
  5. 準備をクリックします。準備 ページが表示されます。
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  6. アセットタイプドロップダウンで、必要なアセットタイプを選択します。
  7. エンティティタイプドロップダウンで、必要なエンティティタイプを選択します。
  8. 左側のペインからアセット準備画面にドラッグアンドドロップします。
    注意:アセットを展開して、コネクタジョブの依存関係を表示します。
  9. (オプション) 保存をクリックして変更を保存し、後でアセットを移行します 。
  10. 保存をクリックし、保存して移行を選択して移行を開始します。

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  11. ターゲットテナントドロップダウンから、ターゲット組織接続を選択します。
  12. メールで通知フィールドに、移行ステータスに関する通知を受け取るメールIDを入力します。
  13. フィールドマッピングセクションで、+ソースアセットの追加をクリックして、移行を成功させるためにソース接続をターゲット接続にマッピングします。

注意: 複数のソースオブジェクトを追加して、それぞれのターゲットオブジェクトをマップすることができます。

  1. (オプション) テスト移行の実行をクリックして、対象組織へのアセットの移行をテストします。
  2. 移行をクリックして移行リクエストを送信します。

9.jpg

管理者は 移行 タブから移行のステータスを確認できます。

10.jpg

バンドル移行接続済みテナントで利用可能なさまざまなオプションについては X-Org移行 の記事を参照してください。

追加文献

●     X-Org移行

 

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