Gainsight NXTリリースノート 2024年4月
Gainsightリリースノート2024年4月バージョンには、以下の サブセクションが含まれています:
- お知らせ : 現在実装されている、または近い将来実装されるアプリケーションに対する重要な変更に関して説明します。
- 機能強化 (モジュールごと):既存製品機能の改善について説明します。
注意:
リリースノートのモジュールは、以下の2つの製品分野をベースに分類されています: カスタマーサクセス(CS)、プラットフォーム。各カテゴリのモジュールはアルファベット順に並んでいます。これは、リリースノートの情報が分かり易く整理され、顧客が簡単に検索/利用できるようにするためです。
- : この記号は、Gainsightコミュニティからの顧客提案による機能強化であることを示しています。
- : この記号は、機能強化がホライゾンエクスペリエンス(H)プロジェクトの一環として行われたことを示します。
- : 管理者制御 : 拡張機能は管理者が製品で設定し、エンド ユーザーが使用できるようにした後にのみ表示することができます。
- : 自動更新:エンドユーザーは、管理者の設定なしで拡張機能にアクセスできます。
- : AI対応機能:機能または機能内のコンテンツは、AIを使用して生成されました。
重要:最新の更新情報を提供するため、リリースノートのドキュメント内の一部のリンクは、英語のサポートサイトの記事が表示されます。これらの記事は近日中に日本語に更新されます。
お知らせ
AIによるメールの作成/草案
「AIによるメールの作成/草案」でメールコミュニケーションを強化
Gainsightは、GPT-3.5を統合してパーソナライズされたメールテキストを簡単に作成するAIによる文章生成機能を導入することに大きな期待を抱いています。この機能は、タイムライン、チートシートサマリー (C360)、メールアシスト (P360)、 メールアシスト (コックピット)、メールテンプレートビルダーで使用できます。AI活用のインサイトにより、メールの効率を高め、パーソナライズを強化します。
AIによる文章生成機能の詳細情報については、メールコミュニケーション強化のためのAI導入セクションを参照してください。
コネクタ
DatabricksとGainsightの連携
Gainsightの新しいDatabricks Connectorにより、Databricksからのデータを簡単に使用し、顧客の理解力と意思決定を向上させることができます。このツールは以下のことに役立ちます。
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インサイトの向上:顧客に関する詳細情報を知る。
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効果的な顧客ターゲティング:サービス向上のために、顧客を正確にグループ分けする。
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ニーズの予測:アナリティクスを使用して、顧客需要を予測する。
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賢い意思決定:確かなデータに基づいてアクションを実行する。
この設定方法の詳細情報については、DatabricksとGainsightの連携セクションを参照してください。
機能拡張
カスタマーサクセス (CS)
Gainsight CSでは、顧客をあなたの最高の成長エンジンにします。顧客を包括的に把握し、トレンドとリスクを理解し、成果をもたらす実証済みのアクションによってあなたのチームを強化します。 |
ジャーニーオーケストレーター
メールコミュニケーション強化のためのAI導入
Gainsightは、メールコミュニケーションを変革する革新的機能である「AIによる文章生成」を発表しました。GPT-3.5のパワーを統合したこの機能は、ユーザーのプロンプトをベースにパーソナライズされたメールテキストを自動的に生成し、効率性とパーソナライズされたアプローチを兼ね揃えています。
仕組みは以下のとおりです:
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ユーザープロンプト:プロンプトを入力または選択するだけで、「AIによる文章生成み」が言語と文脈を深く理解した上で、コンテンツを作成します。
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インターフェイスとインタラクション:Gainsightのメールアプリケーションにおいて、ユーザーにはメール作成を支援する直感的なAIツールが提供されます。
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カスタマイズ:AIで生成されたテキストは完全に編集可能であり、ユーザーはメッセージを微調整して、意図したトーンとメッセージに完全に一致させることができます。
メール作成中は、以下のGainsightページに「AIによる文章生成」機能が表示されます:
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メールアシスト (コックピット)
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タイムライン
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チートシートサマリー (C360)
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メールアシスト (P360)
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メールテンプレートビルダー
プラットフォーム
Gainsightのプラットフォームは、カスタマーサクセスを会社の重要な競争上の優位性に変えます。顧客関係の微妙なニュアンスを反映し、直感的にインサイトを提供し、組み込まれたベストプラクティスで取り組みを加速させます。 |
コネクタ
コネクタは、すぐに利用可能な統合機能であり、さまざまなデータソースを接続し、その情報をGainsightに同期することができます。
DatabricksとGainsightの統合
GainsightはDatabricks Connectorを導入しています。これは、DatabricksテーブルからGainsightにデータを取り込むことにより、顧客インサイトを充実させ、セグメンテーションを改善し、予測分析を採用し、データ駆動型の意思決定を実行し、最終的にカスタマーサクセスを促進するように設計されています。
主な利点:
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データ取り込みの改善:DatabricksテーブルからGainsightにデータを簡単に取り込むことができるようになっています。この機能により、複数のウェアハウスとスキーマに接続し、コネクタ内のテーブル間で変換とマージを実行して、Gainsightに意味のあるデータを取り込むことができます。
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データ接続の拡張:新しい Databricksコネクタにより、Data Designerを使用してDatabricksテーブルをGainsightの他のデータソースと融合させることができます。この統合により、レポート、ルール、ジャーニーオーケストレーター (JO) において活用できるより豊富なインサイトの可能性が出現します。
Databricksの接続方法に関する詳細情報については、Databricksコネクタの記事を参照してください。
Databricksに接続するには、管理 > コネクタ2.0 > 接続作成をクリックに移動します。 接続作成ダイアログが表示されます。
データデザイナー
データデザイナーは、顧客データからより豊富で有意義なインサイトを簡単に見つけられるようにします。これにより、シンプルで使いやすいソリューションが提供され、データをマージして変換し、Gainsightプラットフォーム全体でデータにアクセスできるようになり、さらなる分析と調査が実現されます。
データデザイナーのGoogle BigQueryとDatabricks
データデザイナーが強化され、Google BigQueryとDatabricksが新しいデータソースとして追加されました。管理者は、現在、Gainsightオブジェクトと外部ソースにおけるGoogle BigQueryとDatabricksからデータを取得して、データセットを作成できます。
これにより、ケース、使用率、ヘルススコアなど種々異なるデータソース間の隠れた相関関係を明らかにし、Gainsightオブジェクトおよび使用可能な外部ソースの両方を組み込んだデータセットを構築して、プラットフォーム間の柔軟性と互換性その他を確保できます。
この拡張機能を使用するには、管理 > データデザイナーに移動し 、既存のデータセットを開くか、新しいデザインを作成します。準備タブにおいて、データソースドロップダウンリストから、Google BigQueryとDatabricks、さらにMatrix Dataが表示されます。
Google BigQueryからデータを取得する方法に関する詳細情報については、データデザイナーにおけるGoogle BigQueryのデータを使用の記事を参照してください。
Databricksからデータを取得する方法に関する詳細情報については、データデザイナーにおけるDatabricksのデータを使用の記事を参照してください。
ルールエンジン
ルールエンジンは、基盤となる顧客データを改善して顧客に優れた成果を生み出すように設計されています。Gainsightの大規模なデータセットに対して、1つのルール内で強力なマルチステップのメモリ内データ変換を実行することができます。変換には、集計、複数データセットの結合、数式、時系列計算が含まれており、チームが意味のあるデータ信号をより適切に識別するのに役立ちます。
スコアルールアクションテンプレートの設定によるカスタマーヘルストラッキングの強化 (ベータ版)
Gainsightでは、顧客健康管理の強化機能のベータ版を導入しています。スコアルールアクションテンプレートを設定します。これらのテンプレートにより、管理者は、NPS® (Net Promoter Score)、CSAT (顧客満足度調査)、エンゲージメント、サポートなど、チャーンの特定と防止のための重要な指標となるスコアカードメジャーの更新を自動化できます。
新機能:
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スコアの自動更新:更新を自動化する事前定義済みテンプレートを使用して、顧客ヘルススコアのほぼリアルタイムの精度を確保します。
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業界から着想を得たテンプレート:ベストプラクティスから開発されたテンプレートは、重要なメジャーのスコア更新プロセスを簡素化します。
次の4つのスコア設定ルールアクションテンプレートが使用できます:
- 平均NPS®スコアをベースにしたNPS®メジャーのスコアを設定します。顧客ロイヤルティと製品やサービスを推奨する可能性について評価します。このルールテンプレートを使用し、過去N日間の平均NPS®スコアを使用するNPS®メジャーのスコアを設定します。
- 平均CSATスコアをベースにしたCSATメジャーのスコアを設定します。調査を通じて、顧客の製品やサービスの全体的な利用満足度を追跡します。このルールテンプレートを使用し、過去N日間の平均スコアを使用するCSATメジャーのスコアを設定します。
- タイムラインアクティビティをベースにしたエンゲージメントメジャーのスコアを設定します。電話や会議などのタイムラインアクティビティタイプをベースに、過去N日間のインタラクションを追跡することにより、顧客エンゲージメントレベルを決定します。このルールテンプレートを使用し、過去N日間のタイムラインの数を使用するエンゲージメントメジャーのスコアを設定します。
- サポートスコアメジャーベースのチケット数量のスコアを設定します。顧客によって報告されたサポートチケットの頻度を監視します。このルールテンプレートは、過去N日間の特定のステータスを持つチケットの数をベースにスコアを更新します。
さらに、カスタムモードに移動を選択して、ビジネスニーズに応じてテンプレートをカスタマイズすることができます 。
スコアルール設定アクションテンプレートの使用方法に関する詳細情報については、ルールテンプレートの記事を参照して ください。
ルールアクションテンプレートをカスタマイズする方法の詳細情報については、ルールテンプレートの記事のテンプレートのカスタマイズセクションを参照してください。
ユーザー管理
管理者はこの機能を使用して、Gainsightユーザーおよび割り当てられたライセンスと権限を管理することができます。ユーザー管理は、管理 > ユーザーと権限 > ユーザー管理からアクセスできます。
再設計の権限バンドル
Gainsightは、ユーザーエクスペリエンスとカスタマイズを強化するために、権限バンドルを更新しました。この更新では、より直感的な設計、柔軟なアクセス制御、効率的な設定オプションが提供されています。
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ユーザーエクスペリエンスの再設計:権限バンドルのインターフェイスが刷新され、ナビゲーションと管理がより使いやすくなり、権限へのアクセスと制御が容易になりました。
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ユーザー向け権限バンドルのカスタマイズ:管理者は、デフォルトのビューアおよびビューアアナリティクスライセンスの権限バンドルに加えて、ビューアおよびビューアアナリティクス有料ライセンスタイプのカスタマイズされた権限バンドルを作成できるようになりました。これらのライセンス内でモジュールアクセスを定義およびカスタマイズし、これらのバンドルにユーザーを割り当てることができます。これにより、各ユーザーがGainsightでアクセスして実行できることを正確に制御できます。
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複製による効率的な設定:既存の権限バンドルの複製を作成できることで、管理者は設定を迅速に複製し、時間を大幅に節約できます。
注意:現在、デフォルトのビューアバンドルとデフォルトのビューアアナリティクスバンドルはフルライセンスユーザーに割り当てることができます。ただし、この機能強化により、これらのバンドルはフルライセンスユーザーには割り当てることができなくなります。現在これらのバンドルが割り当てられているフルライセンスユーザーは、管理者が手動で権限を更新するまで、これらのバンドルをそのまま保持します。