マルチカレンシーのリニューアルセンターへの影響

概要

リニューアルセンターでは、ユーザーレベルとグローバルレベルの2つのレベルでマルチカレンシーを引き受けています。分析ページで、ユーザー管理ページのデフォルト通貨フィールドに通貨コードが設定されている場合、リニューアルセンターのすべての通貨フィールドでこの通貨が使用されます。デフォルト通貨フィールドが設定されていない場合、会社通貨がすべての通貨フィールドで使用されます。

デフォルト通貨の詳細情報については、「その他のリソース」セクションににおける「マルチカレンシーのデータ管理への影響」記事の「ユーザー管理」セクションを参照してください。

次の画像では、USDがデフォルト通貨になっています。分析ページでは、すべての通貨値がまとめられ、USDに換算されます。

予測ページでは、値がレコードレベルで表示されます。オポチュニティ向けの通貨ISOコードフィールドがGBPに設定されている場合、そのオポチュニティのすべての通貨値がGBPで表示されます。  会社オブジェクトの通貨ISOコードフィールドがUSDに設定されている場合、会社オブジェクトの通貨データタイプフィールドはUSDで表示されます。その会社のオポチュニティに対する通貨ISOコードがGBPに設定されている場合、オポチュニティの通貨データタイプフィールドは値をGBPで表示します。

ソート/フィルタリング 

予測ページでデータをソートまたはフィルタリングする場合、ソートまたはフィルタリングは数値に対してのみ実施されます。番号に関連する通貨は考慮されません。

特定の通貨をベースにしてデータをフィルタリングまたはソートするには、リニューアルセンターの管理ページからリストビューに通貨ISOコードフィールドを含めなければなりません。これが完了した後、エンドユーザーはこのフィールドを使用して、通貨値でフィルタリングすることができます。

オポチュニティ詳細ビュー

新しいオポチュニティを作成するか、既存のオポチュニティの詳細ビューを開くと、通貨データタイプフィールドにオポチュニティの通貨で値が表示されます。リニューアルセンターでは、オポチュニティ通貨で表示する以外に、通貨コードをログインしたユーザーのデフォルト通貨に換算して括弧内に表示します。

次の画像では、USDがレコード用のオポチュニティ通貨ですが、GBPがユーザーのデフォルト通貨になっています。

詳細ビューに「通貨ISOコード」フィールドが含まれている場合、エンドユーザーはこのフィールドから「通貨ISOコード」を変更できます。デフォルトでは、「通貨ISOコード」フィールドには、オポチュニティ通貨が表示されます。通貨ISOコードフィールドを他の通貨に変更した場合、すべての通貨データタイプフィールドに選択済み通貨で値が表示されます。これらの値は自動換算され、デフォルト通貨/会社通貨に括弧書きで表示されます。通貨ISOコードフィールドをユーザーのデフォルト通貨/会社通貨に変更した場合、値はすでにデフォルト通貨/会社通貨で存在するため、括弧内には換算値は存在しません。 

Salesforceに存在しない通貨でオポチュニティを作成した場合、オポチュニティは保存できません。このようなシナリオでは、まずSalesforceで同等の通貨コードを作成しなければなりません。

非アクティブ通貨 

ユーザーのデフォルト通貨が非アクティブに設定されている場合、リニューアルセンターはデフォルト通貨で通貨値の表示を続行し、ユーザーはこれらの値を更新できます。ただし、ユーザーは新しいオポチュニティを作成したり、非アクティブ通貨で通貨データを取り込んだりすることはできません。新しいオポチュニティを作成するには、ユーザーはデフォルト通貨をアクティブな通貨に変更しなければなりません。

その他のリソース

• マルチカレンシーサポートを設定
• マルチカレンシーのデータ管理への影響
• リニューアルセンターのSalesforceコネクタジョブ