加重グループと例外
重要 - 画像/情報は四半期ごとのリリースで更新されます!
四半期ごとのリリースにて、最新の機能・情報を反映し、画像を含めた情報は更新されます。
この記事では、2つのグループ重み付けシステムの概要、スコアが未割り当て（NA）の場合の重み再分配、およびスコアカードの総合スコアへの影響について説明します。
概要
スコアカードの測定および測定グループのスコアは、それらに割り当てられた重みに基づいて総合スコアの計算に寄与します。管理者は、旧システムおよび新規システムというの2つのグループ重み付けシステムを利用できます。この2つのシステムの違いは、旧システムでは、管理者は個々の測定にのみ重み付けし、グループ内の測定の重みの合計がそのグループの重みとなります。新規システムでは、管理者は、測定グループに重み付けしたあとで、グループ内の測定に重み付けします。
管理者は、ダッシュボードにあるトグルスイッチを使用して、旧システムから新規システムに移行できます。切り替えを有効化すると、Gainsightでは、スコアにまったく変化がないように、自動的に重み付けが移行されます。ただし、ひとつだけ動作が異なるシナリオがあり、そのシナリオについては後述します。
スコアがNAのときの重み付けの再分配
測定および測定グループに割り当てられたスコアは、総合スコアに寄与します。各測定および測定グループの影響度は、割り当てられた重みに基づいています。
総合スコアの計算は、測定スコアがNAになる場合を除き、両システムで同じままです。
Old System（旧システム）
Old System（旧システム）のひとつの測定がNAになると、その測定の重みが、割り当て済みの重みに基づき、測定グループとは関係なくほかの測定に分配されます。
たとえば、Deployment、Engagement、Admin Sentiment、User Sentimentの測定にはそれぞれ50の重みが割り当てられ、Adoptionには0（ゼロ）が割り当てらます。総合スコアへの貢献率は、それぞれ25％です。
このスコアカードの構成は、C/R360ページで下記のように表されます。
測定DeploymentのスコアがNAになると、その重みは、重みを持つほかのすべての測定に分配され、全体の寄与率はそれぞれ33.33%に変わります。
New System（新規システム）
New System（新規システム）のひとつ測定がNAになると、その測定の重みが、割り当て済みの重みに基づき、同じ測定グループ内の測定間で分配されます。
たとえば、測定グループのCustomer Outcomes、Sentiment、およびAdoptionは、総合スコアのそれぞれ40％、40％、20％の寄与率（重み）だとします。Customer Outcomesグループには2つの測定があります：DeploymentおよびEngagementで、グループ内の貢献度はそれぞれ50％です。Sentimentグループには2つの測定があります：Admin SentimentおよびUser Sentimentで、グループ内の貢献度はそれぞれ50％です。
このスコアカードの構成は、C/R360ページで下記のように表されます。
測定EngagementのスコアがNAになると、その重みは測定Deploymentにのみ割り当てられ、それがCustomer Outcomesグループのスコアに影響します。総合スコアへの影響は、カCustomer Outcomesグループのスコアの40%に限定されます。
注意：測定（グループ化の有無には関わらない）または測定グループのスコアがNAになると、その現在の寄与率が0%に更新されます。また、スコアが割り当てられた測定および測定グループの現在の寄与率が、再分配に基づいて更新されます。管理者がスコアカードの構成中に設定したオリジナルの寄与率は、ツールチップに表示されます。更新された寄与率にカーソルを合わせると、このツールチップを表示できます。
アクティブなシステムタイプを特定する
| 重要：2020年6月15日のリリース以降に加入した新規Gainsight tenantsについては、自動的に新規グループ重み付けシステムが適用されます。 |
旧システムと新規システムの違いは、[スコアカード構成] タブでご確認いただくことができます。管理者は、下記のステップで、ダッシュボード上でアクティブなグループ重み付けシステムを識別できます：
[スコアカード構成] タブにアクセスするには：
- [管理] > [スコアカード] に移動します。
- [スコアカード] タブをクリックします。
- 構成にアクセスするスコアカードを選択します。
- [構成] タブをクリックします。
